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がん治療セカンドオピニオン がんの診断をうけた時、治る可能性は高いのか低いのか、もっとも気になるところです。それにはがんの診断内容がおおきくかかわってきます。

がんの診断は存在診断、部位診断、質的診断、進展度診断などに分けられます。それらの診断を総合的に判断してどのようながんであるかを見極め治療方針を医師と共に決めます。

現在では、治療前に医師が説明を行いインフォームド・コンセント(患者さんが医療者側の説明を理解し、同意すること)が普通になりました。

【目次】
がんセカンドオピニオンって
新型コロナウイルスとがん治療
オピニオンは意味があるのでしょうか
これからのセカンドオピニオン
最善の医療を納得し安心して受けられることが必要です
標準治療を続けた場合
治療は自分で納得して決める
標準治療の有用性と限界
現行の保険制度は平等ですが、公平ではない
抗がん剤の延命効果、副作用
がん治療の情報をご提案いたします
新しいセカンドオピニオン
がんの治療は諦めてしまったら前には進めません
がん治療相談

主治医と情報を共有して納得するまで話をして治療方針を決めることが一番良いとは思いますが、主治医から「手術をすすめられた」「再発してしまい抗がん剤治療をすすめられた」など重大な決断をしなければならなくなったとき、心から信頼できる主治医がいれば別でしょうが、今の医療システムでは時間をかけて一人の患者さんに納得いくまで話をすることはやりたくても出来ないのが現状です。

それも、何回もとなると患者さんの方が逆に気を使ってしまいます。 そこで自分のことを親身に考えてくれる他の信頼できる専門医にも、直接相談したいと思うのは当然のことでしょう。

できれば時間をかけて納得いくまで話を聞いて、自分に合った最適な治療を受けたいと思うのは誰でも同じです。しかし、一般的に今の医療システム(健康保険制度というかぎられた枠の中で治療を行なっています)では患者さん側からみてなかなか自分の聞きたいことなどに医療者側が多くの時間をとれないことが現実です。

確定診断された場合、治療には大まかに言って二つの方法があります。外科的治療(手術)と内科的治療(抗がん剤、放射線治療等)です。 医師がすすめる場合もあるし、患者さんが希望する場合もありますが、多くの場合医師がすすめる治療が優先的に施行されます。

がんセカンドオピニオンって

再発した場合などは特に、違う治療法や使用できる薬剤の種類また、副作用などを知りたい気持ちは理解できます。
治療方針を別の医師の意見も聞き納得したい。そう思われる方は多数いると思います。「セカンドオピニオン」違う医師に、第2の意見を求めることだとわかっていても、 主治医との関係が悪くなるのが心配で言い出しにくいという患者さんやご家族はいると思います。

最近では、治療方針などで重要な決断をしなければならない局面では、 主治医から「違う医療施設の専門医のセカンドオピニオンを受けますか」と、医師側からセカンドオピニオンを提案するケースもみられます。その上で治療方針を決めましょうっていうような関係が理想的だと思います。

「診療情報提供書」紹介状も必要です。どの領域でもセカンドオピニオンを受けるときは、地域のことを考慮する必要もありますが、その領域の専門医に受けたいと誰しも思います。その情報を1番知っているのは、主治医です。 またセカンドオピニオンを受けるのは、患者さんの権利ですから、遠慮はしなくてもいいと思います。

一般的な病院では、標準治療に基づいて治療方針が決められるため、病院や医師によって意見が大きく異なることはないと思います。しかし、同じ意見であったとしても、セカンドオピニオンを聞くことで、治療への理解が深まり、納得して治療にのぞむことにつながることは一番主治医が知っていますので「主治医に言い出しにくい」は、心配無用です。また「診療情報提供書」紹介状の作成には保険が適用されますが、セカンドオピニオン費は全額自己負担(自費診療)になります。

正直に主治医に伝え、紹介状(医療情報提供書)検査結果のデータ、病理検査・病理診断・CTやMRI画像などの提供を受けましょう。一般的にはCD・DVD-ROM メディアでデータを受けとれます。

セカンドオピニオンの医師と情報を共有することができます。治療歴や検査値、医療画像を確認することで、治療方針の判断になります。 メディアの所有権は患者さんのものですので、自分で医学的な情報を持っていることで、気兼ねなく必要な場合、他の医師にも相談することもできます。 将来的には、医療情報はスマートフォンアプリやWebサイトで患者さんと閲覧できる仕組みが提供されてくると思っています。

他病院の医師に伝えたいこと、聞きたいことを整理しておくと限られた時間を有効に使うことができます。なるべくなら、ご家族、友人などに同行してもらうと決断するときに正確な判断を出るかもしれません。

他の病院でなければ自分が納得する医療を受けられない場合には、病院を移ることの選択肢になるでしょう。その際には、これまでの治療内容や経過などを、あらためて紹介状などで引き継ぐのが一般的です。

「癌取扱規約」と「がん診療ガイドライン」は各学会で数年毎に改訂されています。 現行のセカンドオピニオンは標準治療での範囲での話になります。 現在一番良いと考えられている標準治療ですからそれを受け入れてしまう方が多いのですが、何でも標準治療でいいかというとそうではありません。医療者側のやり過ぎを許してしまうこともありますのでバランスのとれたアドバイスは大切で必要です。

がん治療セカンドオピニオン」のキーワードはネット上で膨大な検索結果の表示がされます。それだけ関心があるということです。医療情報番組 医療ANSWER隊のテレビ番組(衛星放送)を制作1992年に全、第26話をプロヂューサー・制作をしました。25話「外科からみたがん治療」当時拡大手術で話題のあった東京女子医科大学消化器外科 主任教授 高崎 健先生をスタジオにお招きしがん治療の現状を本音で語っていただきました。セカンドオピニオンについても語っていただきました。

「セカンドオピニオン」の言葉は30年以上前から使っていました。きっとセカンドオピニオンも普通になると当時思ってプロデュースしました。
外科からみたがん治療

医療ANSWER隊全26話

新型コロナウイルス(COVID-19)とがん治療
化学療法・放射線治療中の方はいつも以上にご注意ください

抗がん剤、分子標的薬には、がん細胞の「DNA」や「RNA」を阻害するもの、細胞の分裂を阻害するもの、がん細胞が増殖するために必要な栄養の供給を断つものなど、 さまざまな種類があります。

細胞に障害を与えることが、目的ですから正常の細胞にもいろいろな影響を与えます。ですから副作用は必ずあります。 白血球や血小板が抗がん剤によって減少し免疫が低下した状態で感染症に罹患すると重症になりやすいです。

放射線治療は、細胞の「DNA」にダメージを与え、細胞の分裂・増殖を抑制します。個々のがん細胞のDNAを切るイメージです。 がんの存在部位を正確に診断して、その部位を集中的にいろいろな角度から照射することができるように、 コンピュータでシミュレーションできるようになりましたが、放射線というのは、がん細胞ばかりではなく、正常の細胞にも照射されると影響は出ます。

医療関係者の方々は、細心の注意を払って接していますが、それでもできる範囲で注意してください。

詳しくは緊急特集 新型コロナウイルス コロナウイルスの基本知識>>

現状のセカンドオピニオンは意味があるのでしょうか

今のがん治療は標準治療が中心です。セカンドオピニオンは良いとこもありますが、 セカンドオピニオンを受けにいった専門病院の医者でも当然のことですが、標準治療の範囲でしか話ができません。

セカンドオピニオンを受けたからといって、結局治療法は前の医療機関と治療方針が大く変わることはありません。 期待していた分がっかりするなんてこともあるかもしれません。 今受けている治療法の確認などもあると思いますが、そのために予約を取る手間、それに料金まで支払いをします。

「国立がん研究センターがん対策情報センター 」のインターネットの情報で十分だと思います。

セカンドオピニオン外来を開設した当初は、手引書が作成されていましたが、 今では、手引書も必要なくなりました。それだけセカンドオピニオンが普通になって医師も慣れてきたこともあります。

セカンドオピニオンが専門の医師はいません。またセカンドオピニオン科もありません。セカンドオピニオンの外来を設けている医療機関では、事前の予約で担当医が変わります。外科、内科、放射線科医、またその他の科の専門医でも自分の得意なことは伝えるとは思いますが、標準治療の範囲ですので基本的にはかわりません。 腫瘍内科医(オンコロジスト)であれば「がん薬物療法」に特化した療法を進められるかもしれません。

標準治療以外の治療を受ける場合は、新たな治療法が安全に適応になるのかどうか治験の治療成績(ランダム化比較試験)を比較し、厚生労働省の薬事承認をうけなくては、保険で治療を受けることはできません。

手術はがんを摘出できるメリットがある半面、術後の後遺症や合併症もあります。ましては手術法の選択など判断は難しいです。

標準治療以外の治療を受ける場合は、新たな治療法が安全に適応になるのかどうか治験の治療成績(ランダム化比較試験)を比較しなければ保険で治療を受けることはできません。

部位やステージ、それに年齢次第ではリスクがベネフィット(治療の利益)を上回ることもあります。 肺、胃、大腸がんは日本人に多いがんですが50歳以上の全世代で手術した方が5年生存率を上回理ましたが、リスクのない手術は存在しないので、 年齢が増すほど、あえて拡大・根治手術しないという選択肢を検討することも必要でしょう。

公私とも長い付き合いのあるベテランの外科医から聞いた話ですが、現役の医療者がスーテジの進んだがんに罹患した場合、化学療法を受けるかというと「最初の1クールは家族のために受ける場合と淡い期待のために」が半数あるかないか、「2クール以降はほとんどの医療者は受けない」と聞かされました。

本音では、言っていることと、やっていることに差がありますが、仕事の性質上仕方がないのかもしれません。なりたくないがんとしては頭頸部のがん、肝・胆・膵のがんでした。このことは20、30年以上前から変わっていません。

セカンドオピニオンを受けにいった医者はこういった話はしません。セカンドオピニオンを受けられる方は重篤の方が多いのですが、積極的な治療を進めます(全ての医療従事者ということではありませんが、医者の権威がそうさせているのかしれません)。

がんの宣告、再発の宣言は、誰にとってもまったく予期しなかった突然の出来事です。 焦らず最善の治療を患者さんの状況に合わせて、一緒に相談しながら決めていくことも大切です。その方の状態にもよりますが有用性など考慮して「標準治療」を選択することもあります。しかし、もし治癒できない状態であるならば、いきなり大量の抗がん剤の投与はお勧めしません。ほとんどの種類のがん(特に固形がん)では、どんな治療を選択するか考える時間は十分あります。

インターネット情報で、正しいがん情報にヒットする確率は、日本の場合50%以下です。「画期的」「最先端」などの言葉は「期待・希望がもてる」という面はありますが、実験的な治療に誘導される可能性があります。このようなオーバーな表現を使った医療情報に患者さんは惑わされ営利目的のトンデモ医療に誘導されてしまう可能性があります。がん専門の医療コーディネーターの無料相談とか誇張された表現を使うサイトを見ると、たいていは、営利目的のクリニックなどにリンクされています。「お気軽にご相談」は、自由診療を行っているクリニックに誘導されます。

これからのセカンドオピニオン(がん治療相談)

治療法の選択を提示されてもすぐに選べないのは当然です。医療者側と言葉の意味を共有しましよう。治療の目的や予測される効果、副作用について話し合うことが大切です。

がんの化学治療や手術では患者さんの治療に対する過度の期待が背景にありますが、医療者側は、医療上の欠点を曖昧にする例があります。 医療者側が時間をかけなくて、当然のように抗がん剤の投与などを始めます。患者さん側はやっぱり不信、不安を持ちます。

外来で抗がん剤治療。製薬会社も次から次に抗がん剤を出してきますね。国産で開発製造した抗がん剤ではなく国外で開発製造した抗がん剤が圧倒的に多く、販売を国内外のメーカが販売していますが、本当に効果がある抗がん剤があるなら数種類で十分です。ドラッグストアの風邪薬、胃薬と変わりません。病院で受けるから価値があるのでしょうか。

抗がん剤治療単独より、緩和ケア併用のほうが予後がよい、という研究結果が発表されています。 緩和ケアを受ける患者さんは担当医から病状の進行程度や先々のことをよく話し合う傾向があります。無理に抗がん剤を使うケースが少なかったから、予後などにいい影響を及ぼしたと考えると自然です。

いまは、難治がんと診断された時点から治療と並行して緩和ケアを併用することができます。 以外に知られていないのですが、主治医の承諾は必要ですが、何期からでも受け入られますし希望をしたら抗がん剤の投与も可能ですが、 積極的な治療をしないことも選択肢に入れてもいいと思います。こういった疑問は多く毎日のようにきます。

また「効く」「有効」「治る」よく使われる言葉ですが、その言葉の意味は、医療者側と患者さん、ご家族で大く異なっていることがあります。意味を理解していなかったことがまた不信感に繋がります。

あなたの身体やがんの状態、精神状態から担当医はどのような治療法を提示してくれたでしょうか 。それぞれの治療法の長所、短所を書き出してみましょう。そして、あなたが大切にしたいことを優先するためにはどれが適している 治療法なのか、是非見比べてみてください。

もっとよい方法があるのではないかと感じるときにはぜひ当サイト「がん治療セカンドオピニオンサポート」までご連絡ください。 すべてを自分ひとりで理解し、選択しようとするのは心にも無理を感じる場合もあるでしょう。担当医に質問したいけれど自分からは言い出せないなど、悩むことはもあるかもしてません。 そんなときはには、ぜひ「がん治療セカンドオピニオンサポート」河村浩二まで相談してみてください。
「がん治療相談」 お問い合わせのページ>>

また直接セカンドオピニオンの担当医と話すことも可能です。同行して直接セカンドオピニオンの担当医に同行者と一緒に話を聞き、同行者の聞きたいことをしっかり質問します。同行した方が納得されて得ることが多いと思います。

それをがん専門病院、大学病院で医学学会手術症例制作数日本1の実績があるグラフィティのスタッフが納得するまでお話しします。もちろん同席することも可能です。

最近ではプレシジョン・メディシン(精密医療)の取り組みや高度な医療技術の進歩により、がんは克服できる病気となりつつあるとよく報道されます。各年代別、性別に関係なく総数では、がん罹患数や亡くなる方が増えていますが、矛盾している気はしますが、「年齢調整死亡率」はがんで亡くなる方は低くなっています。高齢になればなるほど、がんに罹患しやすくなりますので、高齢化の影響も考慮した「年齢調整罹患率」を用いています。がん情報サビース(国立がん研究センター)の統計では2018年にがんで死亡した人は373,584人です。

発見されたときスーテジが進んでいても手術で完治できる方も増えてきました。「化学療法」は近年特に著しい進歩を遂げている分野です。分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬(実は、この新しい免疫療法とは、これまで知られている自由診療の免疫療法とは異なり、免疫系を抑制するPD-1や類似の機能を持ったり関わったりする分子を総称して、免疫チェックポイント分子と呼んでいます)が登場しましたががんと診断される罹患率・死亡率は増えています。

スーテジに関わらず治るがんは治るし治らないがんは治らないとしかいい用がありません。 それが、がんと診断されたときに「治る」「再発はしない」「治らない」判れば良いのですが。画像診断、病理検査、遺伝子パネル検査でもある程度予想はできますが100%その時点では判りません。

例えば手術をして手術は成功して、その後の病理検査でも問題がないといわれた方が半年〜1年以内に再発を起こすことも珍しいことではありません。 再発とは称していても、術後に現れるがんは、手術前からがん細胞が存在しています。細胞レベルですから術前・術中の検査ではわかりません。

手術手技が未熟で再発の原因は問題外ですが、どんな名医、専門医にかかっても再発する人は再発します。 では、仮に再発がんが発見されたらどうでしょうか。再発がんは、どこにできたがんにしろ治療は難しくなります。 自覚症状が無いのに術後、定期的な検査をしますが、術後の再発の検査は意味がないと思っています。半年はやく発見されたらそのときから化学療法です。早期に再発が発見されたら治癒するのかというと、そんなことはありません。

自覚症状が出る前に化学療法の副作用が出ます。再発の検査はわかるだけで固形がんでは、ほとんどの場合 治癒することは難しくなります。「再発の検査など何の意味もない」と、思っております。全身状態の検査は必要だと思いますが、再発の検査自体の目的がわかりません。現在の先端医療の恩恵を受け治癒された方は多数います。ほとんどの場合、手術適応と診断がつけば手術をし、化学療法あるいは放射線治療の道筋が決まっています。

術後再発しない方が治癒しているのです。しかしQOL(生活の質)の問題もありますが、手術で治癒するならば問題はないと思いますが、その後再発して治療法がなくなってしまった場合はどうしたらよいのでしょうか。 独りで悩まなくても 、質の高い最新の情報、治療法をがん治療アドバイザーがお伝えしますのでご連絡ください。

最善の医療を納得し安心して受けられることが必要です

がん治療の現場は大きな変貌を遂げていますが、がん治療の専門医でもQOLを考慮して進行したがんの正しい治療法の選択をすることは非常に難しいことです。がん医療については、もはや医者にすべてお任せでは立ち行かなくなっている現状があります。

ほとんどのがんの部位別に「癌取扱い規約」標準治療(診療ガイドライン)が、あります。標準治療で治癒できれば良いのですが、「最新の検査機器」「新しい化学療法」「重粒子線治療」などありますが、日本ではがんの罹患率、がんで亡くなる方が増えている現状があります。

日本人の各世代別死亡原因を見ると、40~60歳の世代の死因ではがんで亡くなられ方が多く、55~60歳の世代が最も多くがんで亡くなられる傾向にあります。

進行したがんの場合その治療成績は30年前とほとんど変わりません。
がんの進行に伴い「がん悪液質」を誘発しますが、がん悪液質の原因はようやく見えてきたにすぎません。

患者さんが、情報を選択して主治医を選び最善の医療を納得し安心して受けられることが必要です。専門性の細分化や新しい化学療法などを取り扱う医師やスタッフなど、医療の世界はブラックボックス化して、専門医以外を寄せ付けないようにも思えます。

1人でも多くの患者さんが、がんと共存できる生活・人生になるように、がん治療アドバイザーが長年にわたり医療現場で培ってきた経験を生かし、がん相談、最善と思われる知見をお伝えできることを心より願っています。
「がん治療相談」 お問い合わせ>>

標準治療を続けた場合

進行がんの場合でも、あたかも標準治療がすべてであるかのように、その治療だけを用いることです。
標準治療を否定するわけではありませんが、手術でがん巣を摘出すれば、かなりの治癒率が期待できるものの進行した段階で発見され、転移が見られるような場合には手術による治療は限界があります。

手術で治癒が望めない段階になっているとき、転移したときや再発したとき、抗がん剤治療や放射線治療が行われるのですが、一時的にがん巣を縮小することができても、多くの場合、決定的な治療法とはなりません。

問題は副作用です。腎機能の低下、白血球の減少など、さまざまな副作用をともないます。また当初、抗がん剤でがん巣を小さくできても、やがてがん細胞のほうに耐性ができ、効かなくなります。再び大きくなり始めると、それまでの抗がん剤では抑えることができなくなりますから、違う抗がん剤を使用することになります。がん細胞の多様性があるからです。

そうやって何度も繰り返し投与しているうち、ついには、あらゆる抗がん剤が有効性を示せなくなります。身体の免疫抵抗が壊滅状態になってきます。やがてほとんど治療効果がなくなったとき、患者さんが希望をもってなんとか治療を受けたいと願っても、「これ以上、治療する手段がありません」といわれます。

日本人の8割以上の方がが病院で死を迎えている現状です。だからこそ医者の言葉は重く、患者や家族は、医者の一言に一喜一憂します。 それだけに医者の言葉は重いはずですが、全てにおいてきちんとした病状や治療方針が伝えられているということはありません。

私は、決してがんで悩める患者さんを惑わすために、いっている訳ではありません。純粋にいまのがん治療が「これでいいのか」という疑問を言葉にしているのです。

がんの告知や治療方針あるいは余命宣告が普通にはなりましたが、特に若い医者に多いのが患者・病気と真っ向から向き合う気持ちがないのか、患者さんの気持ちを無視している場合があります。当然本人は悪意ではなく、普通だと思っていても患者さんの心は傷つきます。そんな相談も多いです。

典型的なパソコンの画面を見て話す医者ですね。人間の心の微妙なことがわからないのです。

ギリギリまで標準治療を続けるのではなく、早期の緩和ケアの選択も大切です。 その方がどれだけ患者さんに有意義な時間が取れるか。是非理解してほしいところです。 在宅療養支援診療所・在宅療養支援病院なども余裕を持って利用しましょう。 最悪のことを考えながらも、最善を尽くし、明るく生きたいものです。

がん治療は自分で納得して決めることも大切です

がんになった時、大切なことは全て病院任せ、医者任せにしないこと。自分で納得して決めることが大切です。

インフォームドコンセント「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意」で納得のいく治療を選択しましょう。

がん細胞の遺伝子構造は一人一人異なり、一つとして同じがんはありません。

だから治療法も人それぞれ違う。標準治療でも「これが絶対」という治療法はないのです。

がんの転移には、がん幹細胞が関係していますが治療ではあまり考慮されません。

主治医とは納得できるまで話し合い信頼関係を築きましょう。主治医の個人的な意見に留まらず、考えられる治療法についての説明を受けましょう。 そして、がんについての知識を集め納得する治療の選択をしましょう。

受けられる治療法の効果と限界、危険性や副作用を知りましょう。

できれば生涯付き合えるような信頼できる医師を選ぶことです。

私が医療の現場で気になるのは、インフォームド・コンセントについてです。説明と同意が大切なことだとわかりますが、その結果どうなったか。極端な例は医者は説明だけして、患者さんに決めさせるスタイルになってきました。
いままでは医者のいうままに副作用にも耐えて抗がん剤治療してきたのに、がんが進行して治療法が行き詰まってくると、あなたの選択肢はこれだけですから、あとは自分で決めてくださいと患者さんを困惑させるやり方です。

本来なら、治療の選択肢について、それぞれのメリットとデメリットを時間をかけて納得するまで説明し、そのうえでどうするかを一緒に考えていくのが医者の仕事ですが、それを機械的にやるものだから、さらに患者さんは突き放されたように受け止めてしまいます。

医療不信のような状況になっているのは、患者さんとのコミュニケーションがとれていないことが原因だと思います。

標準治療の有用性と限界を知りましょう

ほとんどの医者が患者さんに伝えていないことがあります。それは、再発・転移が見つかった時点で、治癒は難しいということです。基本的には完全に治すことはできないんですが、けれど、それを言わずに、「がんが再発しました。でも引き続き治療をしていきましょう」とだけ話しますが、それで患者さんは「治療すれば治るんだ」と期待してしまうわけです。

転移が見つかったということは、がんが全身病になっているということで、現在あるどんな治療をしても、残念ながら、完全には治せず、延命の効果を期待する治療を選択するしかありません。

それでも、ほとんどの医者が化学療法を第一選択にします。そして体力的に化学療法を続けられなくなると「目標として、QOLを保ちながら、共存していきましょうと。」そして、最終的に自分で身の回りのことができなくなったときのことを想定して、病院にいたいのか、在宅の緩和ケアがいいのか、それぞれの説明をして、患者さんと考えていくのならば、よいと思いますが、あるところでいきなり「もう治療法はない」と精神的にも見放されてしまうのが日本のがん患者さんです。

その時点で緩和ケア医やホスピスを見つけるのも難しいですし、結果、多くの人が難民のようにさまよってしまうことになるのです。

治療法がない患者さんに向き合っていくスキルが日本の医療界にはないのです。緩和ケアの大切さは以前から指摘されているのに、一向に進みません。身体の痛みをとるだけではなく、がんの進行とともに生じる心のケアも重要です。

遺伝子を含む染色体、解析により、同じ人にできるがんでも進行する過程あるいは、転移の部位が変わるうちに原発とは別の遺伝子が発現することがわかってきました。薬物治療を翻弄するジレンマも出てきました。「遺伝子変異」は今や「多様性」と考えるべきです。

同じ臓器のがんであっても異なる複数の細胞によって構成されています。
これを「がん細胞の不均一性」といいます。

「がん細胞の不均一性」を考慮しなくては、今の画一的な標準治療では十分な効果は期待できないと思います。生体にダメージを与えないで治療効果を出す本当の意味で個別化された、がん治療が求められています。

遺伝子を調べて薬物療法に役立てる検査「遺伝子パネル検査」も一部保険適用になりましたが、有効的な薬剤を投与できる割合は20%もありません。

ステージが進んで「これ以上治療法がありません」と言われてもあきらめることはありません。
がんの治療方法はひとつではありません。必ず複数のベストな選択肢があります。

現行の保険制度は平等ですが、公平ではないと感じています

日本の国民皆保険制度は一定の水準の医療が受けられる仕組みになっており、国民皆保険制度のメリットは素晴らしいと思っています。しかし、矛盾もあります。

現行の保険制度では、医師が患者さんと数分話しても、何時間話しても診療報酬は同じです。
患者さんが、検査結果、治療について納得するまでの話はしたくても出来ません。
がんの治療の核心でもあるメンタルケアに時間をとれません。

「標準治療」は保険適用ですが「もっと最新の治療を!」と望まれてもいまの保険制度ではしたくてもできません。

免疫チェックポイント阻害剤など全てのがんに保険適用になっていませんし、先進医療も保険適用にはなっていません。

治療は誰しも最高のものを求めているのですが、現行では保険適用されている治療しか選択の余地がありません。

今、おこなわれている遺伝子治療、陽子線治療、重粒子線治療をはじめ先進医療も保険適用外です。また先進医療を希望しても矛盾する話ですが、すべての方が受けられるわけではありません。

先進医療の治療は厚生労働大臣が定める医療施設で行われる場合に限ります。
先進医療にかかる費用は全額自己負担となってしまいます。

抗がん剤の延命効果 副作用
抗がん剤治療のご質問が多いので基本的考え方をお伝えします

抗がん剤はがん細胞だけに作用して、がんを治す薬と思っている方が多いのですが、治癒を目指したものでなく、延命効果を期待して使われています。

抗がん剤全てが、有用性がない、ということではありませんが、延命、生活の質の向上に明らかに有用性の、確認できる薬剤は現在50%くらいです。

白血病や悪性リンパ腫など一部の血液がんでは有効が証明されていますが、固形がんの場合抗がん剤は副作用の強いものが多いため、 治療を続けているうちに抗がん剤の利益(有用性)より 不利益(デメリット・副作用)のほうが上回り寿命を縮めてしまいます。

抗がん剤治療の利益(有用性)がある方もいますが、長期に渡る有用性はありません。抗がん剤を使っていない患者さんよりも、抗がん剤を使った患者さんのほうが、生存期間が少し長くなっている調査もありましたが、 副作用のことには触れていません。

特に高齢の方は、抗がん剤治療のあり、なしで生存期間に影響があったかどうかわからないのが現状です。 延命だけではなく生活の質が改善したかどうかも考慮したいですね。

抗がん剤治療をしないという選択肢もあります。 抗がん剤を適切な時期にやめたことで、寿命が延びQOLが向上した人もたくさんおられます。 いつ抗がん剤治療をしない決断をするかですが、標準治療では有用性より副作用が上回っていても、極端な場合できるまで続けます。

患者さんの全身状態をPS(パフォーマンス・ステータス)であらわします。PS3とPS4(しばしば介助が必要で身の回りのこともできない状態)には抗がん剤治療は、普通行いません。

ーダーメイド治療のはずですが、抗がん剤の有用性はがんの腫瘤の縮小(画像検査等)などで効果を評価することが中心です。健康保険制度というかぎられた枠のの中で治療を行っていますので、延命効果、生活の質(とくにメンタルケア)を個々に考慮することの難しさもあります。
詳しくは>>

オプジーボをはじめ免疫チェックポイント阻害剤でも第一選択で使用することは、少ないです。
納得いくまで話しましょうがん治療相談」 お問い合わせ>>

「がん相談」最適ながん治療の情報をご提案いたします

ベストながん治療 「がん治療相談」 あらたな治療法がなくなった患者さんや患者さんの家族が、がん治療の情報をインターネットで調べることが容易に出来るようになって来ましたが「がん」に関連するキーワードで検索しても膨大な検索結果が出てしまい、自分に適している治療法かどうかの判断は迷ってしまいます。

今の医療は今迄の基礎や臨床を積み上げてきたOBM(オピニオン・ベースド・メディスン)です。治癒率などはパーセンテージで掲載されていても実際その数字が自分にあてはまるのかどうかわかりません。

特に末期と診断され有効的な治療法がなくなってしまった場合は深刻です。限られた時間で回り道をしないでどれだけその情報をもとに最適な治療法を決めるにはいろいろな不安があると思います。

適切な治療を選択するために、セカンドオピニオンを受けられる病院、クリニックを探す方もいらっしゃると思いますが、患者さんにとって必要なことは、自分にどの治療が適しているか親身になって考えてくれる、たった1人の医者です。

医療が高度なものになった分だけ患者さん側も「がん治療の知識」が必要です。医療者側のやりすぎを黙認してしまうことにもつながりかねません。

手術を受ける場合、手術手技の説明が少なく感じます。 手術法だけでも理解して選択する余地はあります。

がん治療セカンドオピニオンサポートセンターでは、がん治療アドバイザーの河村が、その方にあったがん相談また最適ながん治療の情報をご提案いたします。

新しいセカンドオピニオンのシステムです「がん治療相談」
メール・電話・直接会ってのサポートに対応しています

がんセカンドオピニオンシステム


セカンドオピニオンサポートセンターは患者さん1人1人に寄り添ったサポートをおこなっています。
長年に渡りがん治療の最前線で各領域の医学学会での手術症例の制作に携わってきました。

その過程で多くの各領域の医師と出会い、個人的にも医師の本音での話も聞き、多くの医学学会に参加してがんについての知見を多く得る事ができました。もちろん今でも大学病院やがんの専門病院での学術映像(手術手技)の制作はしておりますし、医学専門書の資料作成もしております。

メール・電話での相談。また直接会っての相談や総合病院やクリニックに一緒に同行して、医師から直接話を聞いて患者さんやご家族側の立場になって納得する、「がん相談」「がん治療相談」「がん治療の正確な情報」「最善の治療法」をサポートしています。

※特定の治療法、療法、特定の医療機関を紹介することはありません。またメールだけの一方通行ではありません。 当然のことですが、プライバシーは厳守します。患者さんとご家族のご判断を尊重します。

詳しくはこちらから>>

がんの治療は諦めてしまったら前には進めません

正しい情報収集をし、いかに早く最善の治療法をみつけることが大切です。ある種のがんに対しては手術、化学療法が奏功して、治るがんも増えてきました。

しかし、それは全てのがんが全て治るようになった、という意味ではありません。がんの大部分は、進行した場合完璧な治療法がないというのが現状です。がんに直面したらどんな方法で医療関係者と対処したらいいのかなどの知識が必要です。

がん治療セカンドオピニオン サポートセンターでは、各治療のメリット(利益)とデメリット(不利益)もお伝えします。

また「がん免疫療法」についてもお問い合わせください。がんの「免疫療法」が、どのような患者さんの長期の生存につながるかどうかについては、まだまだ多くの時間をかけて研究する必要があるのですが、自由診療のクリニックでは「副作用が少ない」「体に優しい療法」などの甘いキャッチコピーでCM行っていますが、JCOG(ジェーコック)の治験も行われていない薬剤を使用しています。

患者さんが理解して納得されることは難しいと思います。 免疫チェックポイント阻害剤、インターロイキン2などの一部の薬剤に限られ、治療効果が認められるがんの種類も今はまだ限られています。

「免疫療法」詳しくはこちらから。>>

米国の研究結果ですが、治癒不可能な末期の肺がん患者さんを対象にした研究で、抗がん剤治療をする医者だけが患者さんに関わっていた場合と、同時に緩和ケア医が関わっていた場合を比較すると、後者のほうがQOLが高いばかりか、生存期間も長かったんです。

早期からの緩和ケアが大切だということが実証されたのです。これまでお話ししたように、医者はなかなか本当のことを患者さんに言えないことも事実です。そうである以上、賢い患者にならないと自分の身を守ることはできませんから、納得する治療を受けたいですね。

がん治療をこれから始めようとしているとき、再発したとき、末期状態に至った場合の心構えを決めておこうというときに、がん治療セカンドオピニオンのスタッフが、なんらかのお力になれるかもしれません。

がんの治療は、医者と患者さんとご家族の方の密接な連携が何より大切です。インフォームド・コンセントの普及の一助となれば大変意義深いことと考えます。

「がん治療相談」 CLICK>>

がんはいまや誰でも罹患する病気です。いたずらに恐れるのではなく、どう病気とつきあっていくかが大切です。医師は治療法に関して標準治療の説明をしますが、それでもがんの治療法は患者さんご家族で自ら考え、納得して決断することが必要になります。そのためのがん治療情報の理解は必要だと思っています。結果、患者さん自身のQOLを高めていくことにもなります。

最善のがん治療を受けるために

  • アドバイザーによる サポート

    がん治療アドバイザーに相談できるシステムがあります。最善の治療法の情報を長年、各領域の学会に携わってきたがん治療アドバイザーが各専門領域の医療機関、医師と連携してより良い医療を受けることができるようサポートを提供して参ります。

    サポート内容 >

  • がん治療の現状

    がん治療の柱は、手術・化学療法・放射線療法です。医療機関では患者さんの病気について最善な治療法を決めますが、その治療法で治癒できなかった場合はどうすればよいのでしょうか。がんの死亡数が日本で増え続けているのはなぜでしょう。

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  • がん免疫治療について

    がんは遺伝子の病気である以上、遺伝子レベルでの研究が進むと思われます。しかし抗がん剤や免疫療法などを併用することによって相乗効果があるという科学的根拠はまだでていません。また保険適用になる治療法はまだおこなわれていません。

    がん免疫療法 >